こんにちは。借金1,000万円、任意整理ブログ運営中のろっくす(@rocknoir_)です。
このブログでは度々書いているのですが、僕は奨学金・クレジットカード・カードローンと現代の王道3大庶民借金を1,000万円以上抱えて任意整理をするにいたりました。
今回は、そんな僕が初めて抱えた借金である奨学金について思うことを書きます。
奨学金を含んだ多重債務→支払い限界→保証人に迷惑かけれないので債務整理できないという苦悩は現代の闇の1つでしょう。
日本学生支援機構が奨学金を延滞している人に対する調査を行った結果、延滞が継続している理由として「借入金の返済」と回答している人が30%近くいました。
今回は僕の経験を紹介しながら、奨学金と借金による多重債務問題を解決する手段を解説します。
親にバレずに少し負担を減らす方法・親バレして一気に楽になる方法ともに紹介しています。
個人再生や自己破産といった手続きも、進め方次第では影響範囲を少なくできるかもしれません。
同じく奨学金と借金で悩んでいる方の救いになることができたら嬉しいです。
※注意※
債務整理の方法については僕が法律事務所に相談した内容を元に書いていますが、各人の状況によって異なることもありますので、法律事務所に相談した上で検討してください。
目次
奨学金の返済状況
僕は日本学生支援機構から第二種奨学金として360万円借りました。
大学を卒業して会社員になってから毎月¥17,000くらいの返済を続けており、奨学金の残りは200万円ほど。
これまで10年近く返済をしてきていて、2030年には返済が終わる予定です。
奨学金を借りて大学に行って後悔しているか?
「大学は行くべき」「大学は無駄だから行かない方がいい」って論争をよく聞きます。
最近は大学なんて行っても無駄って意見が増えているように思いますが、僕は大学には行ってよかったと思っています。
正確には大学生という時期があってよかった。
勉強も多少はしたけれど、それよりも気の向くままにやりたいことをやって過ごせた日々が最高だった。
決して学費は安くないけれど、モラトリアムを買ったと思うと後悔はない。
最高に贅沢な買い物じゃないですか。
大学なんて行かないで稼ぐべきとか、好きなことを突き詰めましょうとか言う人もいるけれど、そのようなスタイルでは到底できない、気ままな無駄をできるのが大学時代。
学生という立場が確保されていなければ、モラトリアムは成り立ちません。
僕は大学前半は読書と音楽にハマり、大学後半は映画ばかり見て過ごしました。
大学3年以降はほぼ毎日映画館に行って、観たいんだか観たくないんだかよくわからないまま映画をひたすら鑑賞。
キートンの喜劇映画、シリアスなヌーベルヴァーグの作品、おっさんだらけの中でロマンポルノとか。
「よくわからなかった」「ほとんど寝てしまった」という映画もあるけれど、そんな中で猛烈に感動する映画に出会うこともありました。
借金で苦しい日々に陥っても最終的に人生を諦めないのは、学生時代に大量に浴びた音楽と映画と言葉が糧になっているからです。
それに出会えただけでも大学時代は価値があった。
奨学金の重荷に苦しむつらい日々
奨学金360万円を抱えて新卒で会社員となりました。
新卒の給料で奨学金を払うのはなかなか厳しい
僕は給料の良い会社に入ったわけではないので、新卒で入社したときの月給は手取りで18万円。
会社員になると飲み会も増えるし、スーツやYシャツを揃えたりと学生時代とは比べ物にならないくらいお金がかかります。
僕は入社してから3年間は実家から通っていたので家賃はかからなかったけれど、1人暮らしをしている人は家賃と光熱費の負担もあり、奨学金なんて払っていけるのだろうか?と思ってしまいます。
日本学生支援機構の調査によると、奨学金を延滞せずに払っている人でも48.3%が「奨学金の返還は負担になっている」と回答しているようです。
奨学金があることによる投げやりな気持ち
僕は奨学金はいわゆる「借金」とは別のものだと考えています。
クレカやカードローンのような使途不明でも借りれらるお金と違って、学費という使途が決まったものだから。
ただ、いざ奨学金を抱えてみると「どうせ奨学金あるし」といった気持ちが根底にあるせいか貯金なんてする気にならない。
それどころか借金をすることに対してのハードルが下がり気軽に借金をしてしまいました。
奨学金により気づいたら借金マインドが醸成されてしまっていたのです。
どんどん増えていった借金
厳しい経済状況に投げやりな気持ち、さらには仕事でのストレスで散財をしてしまい、クレカのリボ払いとカードローンによる借金がどんどん増えていきました。
入社して2年目で借金100万円は超えていました。
そこから毎年じわじわと増えていって、28歳のときに大台の借金1,000万円を突破。
大した収入もなく判断力の低い20代にバンバンお金を貸してしまう銀行カードローンどうなの?って振り返ると思いますね。
奨学金と債務整理
借金1,000万円を超えたあたりからは流石に追加の借入ができなくなって、返済をし続ける日々になりました。
毎月の返済は21万円で利息が10万円くらい。
返しても返しても減っていかない借金。
転職をしてその会社で毎日終電まで仕事をがんばり収入をあげて、土日は学生のときからやっていた動画編集の副業。
ただ、そんな日々に疲れてしまいまた転職。地方に移住して憧れていた仕事に就きました。
給料が良い業種ではないので収入は激減。新たな副業も見つけることができずに毎月の支払いが困難な状況に陥りました。
そして、債務整理を検討することになります。
債務整理の種類
債務整理には大きく分けて3つの方法があります。
弁護士事務所か司法書士事務所に依頼をすることになります。
任意整理:債権者と交渉し月々の弁済額や利息を減免
個人再生:裁判所に申立をし負債額を100万円又は借金の5分の1に減額
自己破産:裁判所に破産申立をし全ての負債を免除
任意整理は裁判所を通さなくて済むので、債務整理の中では一番ポピュラーな手続き。
ただ、借金の元本は基本的に減らず、月々の返済も多くは減りません。
借金自体を減らしたいなら個人再生か自己破産を選ぶしかないのですが、ここで奨学金の保証人問題が出てきます。
奨学金を借りる場合は保証人が必要で、親と従兄弟などの親族を保証人としていることが多いと思います。
個人再生も自己破産も自分が抱える全ての債務を整理しなければならないので、奨学金も債務整理の対象となため、保証人に迷惑がかかります。
具体的には保証人に対して奨学金の請求が行ってしまうことになります。
つまり、保証人に借金をしていることがバレることになります。
これを避けたくて個人再生や自己破産ができない人は世の中にけっこういるのではないでしょうか?
なぜ親バレしたくないか?
借金抱えてしまったんだから、親にバレたくないなんてエゴは捨てるしかないと思うかもしれません。
ただ、やっぱ僕は親を巻き込みたくなかった。
親の経済状況は詳しいところまでわからないけれど、家の住宅ローンは残っているし、僕ら子供を育てている間の借金の返済をしているっぽい。
残っている借金返済をがんばってもらいたいです。
子育ても終わり自分の時間ができたのだから、親には好きなことをやって過ごしてほしい。
僕よりも残りの人生は短いのだから、旅行したり美味しいもの食べたりして楽しんでもらいたい。
この歳になって、僕が余計な心配事をかけたくないです。
僕はいまだに独身ですが、妹には子供が2人いるので孫ができて父も母も嬉しそう。
そんな明るい生活を送っている中、僕が個人再生なり自己破産なりして親を暗い気持ちにさせたくないです。
借金がバレるとその借金の使い道について聞かれるはず。
酒と女と良くわからない浪費で使っちゃたwなどとは言いづらいです。
奨学金を含めた多重債務から脱出すためにやること
親バレしても良い場合の借金解決方法
個人再生か自己破産の手続きをしましょう。
これらの手続きをしても、奨学金は今まで通りの分割払いができる可能性が高いです。
一度、保証人に対して一括請求はいくと思いますが、払えないのでということで分割払いになるのが実態のようです。
また、保証人が複数人いても全員に請求がいかないこともあるようです。
例えば、こっそり父親にだけ債務整理をする話をして、債務整理をしたら奨学金の毎月の引き落とし分を父親の口座に入金するといった対応ができるかもしれません。
このあたりは、借入事情によって異なってくると思いますので、法律事務所に相談をしてみてください。
親バレしたくない場合の借金解決方法
奨学金以外の借金を任意整理して返済を続けていきましょう。
多重債務となっている場合、利息を払いながら返済していくのはムリゲーです。
僕は7社で合計830万円の借金を任意整理しました。
個人再生か自己破産するべき金額ですが、前述した事情もあり任意整理で戦っていきます。
任意整理をしても厳しい返済生活は続きますが、毎月の返済が6万円減るので多少は楽になりました。
つらいこともありますが、副収入を増やして借金完済していく所存です。
【まとめ】奨学金と多重債務でつらい方へ
・親に打ち明けることができるなら個人再生か自己破産を!
・親に隠しておきたいなら任意整理をして返済がんばりましょう!
・多重債務という逆境をバネに強くなりましょう!
自分の借金状況でどのような債務整理の対応が取れるかについては、法律事務所が教えてくれます。
電話での無料相談ができますので、まずはそこから初めてみましょう。
僕も実際に相談した借金問題に強いおすすめの法律事務所については以下の記事で紹介しています。
さいごになりますが、本当に借金が支払えない状態なら、親や親戚にバレるのは受け入れなければなりません。
僕みたいにどうしてもバレたくない人は、本業と副業をがんばる「覚悟」で任意整理して戦いましょう。
迷ったらここ!債務整理の経験者が選ぶおすすめの弁護士・司法書士
ひばり法律事務所
【僕も任意整理を依頼しました!】
とにかく毎月の返済負担を減らしたい!という僕の意向を聞いていただき、真剣に相談に乗っていただけました。
全ての借金を希望通りに和解でき、借金の負担を大きく減らすことができました。
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