僕は借金が1,000万円以上あることを友人や同僚にオープンにしてきましたが、いまだに両親には借金をカミングアウトできていません。
2019年7月に任意整理の手続きを開始しましたが、個人再生や自己破産を選択しなかったのも、奨学金の保証人となっている親に借金がバレないようにするというのが最大の理由でした。
任意整理の手続きをするか迷っているとき、なぜ借金があることを親にバレたくないのか?について真剣に考えたことがあります。
その時に考えた借金を親にバレたくない理由は以下の3つでした。
- そもそも親にお金の余裕がないから頼れない
- 親も自分の人生を楽しんで欲しいので迷惑かけたくない
- 借金した理由が低俗すぎて恥ずかしい
でも改めて考えてみるとこれらの理由は、借金をバレたくない本当の理由ではない気がしてきました。
「そもそも親にお金の余裕がないから頼れない」
僕の両親は住宅ローンも普通の借金も抱えていますが、いまだに両親共働きでバリバリ働いていて借金自体は減ってきているようでした。
外食や旅行したりもしていてお金の余裕は多少ありそうで、頼ろうと思えば頼れてしまえそうです。
「親も自分の人生を楽しんで欲しいので迷惑かけたくない」
これはただのキレイゴトですね。
借金のことがバレても親がそのことで人生に絶望するとは思えません。
僕が余計な心配をしなくても両親は楽しい生活を送れそうです。
「借金した理由が低俗すぎて恥ずかしい」
今さら自分の低俗さを隠そうとしても意味がないことに気付きました。
貯金できない人間なのは知られていますし、酒と女と良くわからない浪費で使っちゃたと言っても驚かれないかもしれません。
借金があることを親にバレたくない本当の理由
改めて借金があることを親にバレたくない理由について考えたところ、たった一つの理由に行き着きました。
借金を親にバレたくない本当の理由は、自分の行動を規制されたくないからです。
借金が親にバレた場合どうなるかを想定してみましたが、恐らく借金の返済を協力してもらうことになります。
親には僕の借金を肩代わりするようなお金はないけれど、毎月の資金援助をしてくれる余裕ならあるはず。
親は僕が結婚して子供が生まれることを熱望しています。
借金があると結婚できないと考えるでしょうから、親の協力のもと繰り上げ返済して借金完済を急ぐパターンになりそうです。
そうなると僕も借金返済を最優先にした生活を送らなければなりません。
それは非常に困ります。
僕は借金返済しながらもやりたいことをある程度やっていきたい。
親の資金援助が入ってしまうと、「ある程度」のやりたいことも規制されそうで嫌なのです。
例えば、2年に1回くらいは海外旅行をしたいと思っていて去年はフランスに2週間ほど行ってきました。
次は来年あたりにモルディブに行きたい。
しかしながら、借金がバレて親と二人三脚で返済を頑張ろう!なんて状態になると、「あんたはお金助けてもらっておいて呑気に南国なんて行ってる場合じゃないでしょ?」と言われてしまうのが目に見えています。
それに対して反抗でもするもんなら、言い合いになり親との関係性が悪化する恐れがあります。
20代の前半の頃は親との関係性が悪くてかなり消耗したので、もうそんな状態になりたくないのです。
借金は親に隠し続けます
本当は隠し事なんてしたくない。
でも借金があるからといって、借金返済を最優先にして突き進むと不幸になると思っています。
借金完済すればそれだけで幸せになるわけではない。
むしろ借金よりも重要な解決しなければならない問題がある。
閉塞感のある社会との付き合い方とか、自分の心の中のざわつきとか、いろいろある。
やりたいことも、解決しなきゃいけないことも山積み。
でもそれは、きれいに山積みになっていなくて複雑に入り組んでいる。
だから「まずは借金を終わらせよう」みたいに一つずつやっていくことはできなくて、借金あるのにお金を使って何かにチャレンジしたり、合理的ではない選択と行動を重ねていくことになる。
それを親に説明して納得させるのは難しい。
だからこれからも借金があることは隠し続けます。
完済したら借金の過去を打ち明けようと思っています。
迷ったらここ!債務整理の経験者が選ぶおすすめの弁護士・司法書士
ひばり法律事務所
【僕も任意整理を依頼しました!】
とにかく毎月の返済負担を減らしたい!という僕の意向を聞いていただき、真剣に相談に乗っていただけました。
全ての借金を希望通りに和解でき、借金の負担を大きく減らすことができました。
↓↓訪問して取材させていただきました!