エポスカードは丸井グループが発行する年会費無料のクレジットカードです。
デパートのマルイで優待サービスが受けられため、つい使いすぎて返済が困難な状態に陥ってしまう人がいます。
本記事では、エポスカードを任意整理できるかどうか？について解説します。
この記事を読んでわかること
- エポスカードの基本情報
- エポスカードの任意整理への対応
- エポスカードを任意整理するメリット
- エポスカードを任意整理する際の注意点
- エポスカードで任意整理した人の評判・口コミ
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目次
エポスカードの概要
エポスカードは、丸井グループの子会社「株式会社エポスカード」が発行するクレジットカードです。
マルイグループの店舗で買い物をすると優待が受けられ、電子マネーの利用でもポイントが付与されます。
エポスカードは100円あたり1ポイントが還元されるため、ポイントを貯めやすい便利なカードと言えます。
効率よくポイントを貯められるため、ついつい買い物をし過ぎて月々の支払いがきつくなる…というケースも多いです。
エポスカードの任意整理への対応
エポスカードは返済が苦しくなった場合、任意整理の対象となります。
ここでは、エポスカードの任意整理への対応について解説します。
エポスカードの任意整理への対応は良心的！
エポスカードは、任意整理に関して柔軟に対応してくれます。
親会社が丸井グループということで、資金力が豊富にあるため、任意整理をする際にもある程度柔軟に対応してもらえるケースが多いです。
将来利息をカットできる
エポスカードで任意整理をした場合、任意整理を開始した後の利息が将来の分まで全てカットできる可能性があります。
将来利息のカットとは任意整理後の利息を0％にすること。
滞納期間が長いケースや、1年未満の短期取引のケースでも将来利息のカットに応じてくれています。
エポスカードは「ショッピング」と「キャッシング」の両方で利用可能です。
任意整理をする際には「ショッピング」「キャッシング」両方の将来利息をカットできるため、月々の支払い額を抑えることができます。
遅延損害金をカットできる
遅延損害金とは、クレジットカードの支払いが遅れてしまった場合に生じる返済金のこと。
エポスカードの任意整理をすると、交渉次第では遅延損害金がカットできる可能性があります。
基本的にはエポスカード側が債権調査票を作成した後の分はカットしてもらえるようです。
ただし、それまでに発生していた遅延損害金はカットされないので注意しましょう。
近年、大半のクレジットカード会社や賃金業者は遅延損害金のカットに応じてくれません。
そのことを考えると、エポスカードの対応はとても良心的と言えるでしょう。
返済期間は5～7年（支払い回数は60～84回）
エポスカードでは返済期間の延長に応じてくれます。
分割返済の回数は原則60回（5年）まで対応。
100万円以上の借り入れがある場合に限り、最長84回（7年）までの分割返済に対応してくれます。
他社では3年～5年での返済が一般的です。
エポスカードは任意整理に協力的と言えるでしょう。
過払い金の請求
エポスカードでは、2007年以前に「利息制限法」での上限利息を超えて利息を支払っていた場合、交渉によって返金してもらえる可能性があります。
エポスカードに対する過払い金が発生している可能性があるケースは、以下の通りです。
- エポスカードで2007年3月15日以前にキャッシングしていたケース
- ゼロファーストから2007年4月15日以前に借入をしていたケース
エポスカードが発行されたのは2006年3月です。
2007年3月15日までは、キャッシングの金利が法定金利を超える高い金利となっていました。
そのため、2007年3月15日以前からキャッシングしていたケースでは、過払い金が発生しているかもしれません。
また、ゼロファーストは2014年10月にエポスカードに吸収合併された会社です。
現在は事業が引き継がれているため、ゼロファーストで借り入れした方はエポスカードと任意整理の交渉を行います。
エポスカードを任意整理するメリット
ここでは、エポスカードを任意整理するメリットをまとめます。
任意整理に柔軟に対応してもらえる
エポスカードは、任意整理に柔軟に対応してくれます。
将来利息や遅延損害金をカットでき、返済期間も5～7年と長め。
他社と比べても、任意整理へ柔軟に対応してくれることがわかります。
過払い金請求にも良心的に対応してくれる
エポスカードでは、過払い金請求にも良心的に対応してくれます。
交渉だけで満額回収できるケースも多いようです。
エポスカードを任意整理する際の注意点
ここでは、エポスカードを任意整理する際に気を付けておきたいポイントを解説します。
信用情報に債務整理歴が登録される
任意整理をすると、信用情報に債務整理歴が登録されてしまいます。
つまり、ブラックリストです。
ブラックリストとは信用情報機関に事故情報が登録された状態のこと。
クレジットカード払いができなくなる
ブラックリストに登録されると、借り入れやクレジットカードは利用できません。
任意整理を含む債務整理全般が開始されると、会員資格が停止しカードが使えなくなることが決まっています。
ちなみに、事故情報は完済から5年が経過すると削除されその後は再び借り入れやクレジットカードの利用が可能になります。
エポスポイントが無効になる
エポスカードを任意整理すると、クレジットカードは強制的に解約されることになります。
そのため、これまで貯めていたエポスポイントも全て無効になってしまうのです。
ポイントを無駄にしたくない！という方は、任意整理する前にポイントを使っておくことをおすすめします。
ポイントは以下の使い道があります。
- ネット通販でポイントを利用する
- マルイや提携店舗での買い物で使用する
- 他社のポイントに移行する
- プリペイドカードにポイントを移行する
- グッズや商品券とポイントを交換する
マルイのショッピング優待が受けられない
任意整理をするとエポスカードは強制解約となり、マルイでのショッピング優待は受けられなくなります。
信用情報機関の事故情報は一定期間が経過すると削除されるため、その後のクレジットカードの作成は可能です。
しかし、エポスカードにおいては二度と作成することはできません。
これは、エポスカードの社内には任意整理をした情報が残り続けるため。
滞納すると裁判を起こされる
任意整理をしたら、和解の条件に従って支払いをしなければなりません。
一般的には任意整理をした後に2ヶ月支払いが滞納すると、和解契約違反があったものとして一括請求されるでしょう。
それにも応じず返済を滞納し続けると、裁判を起こされる可能性が高くなります。
エポスカードの任意整理をした人の評判・口コミ
ここでは、エポスカードで任意整理をした人の評判・口コミをまとめます。
エポスカードを2年滞納して延滞手数料が30万円ほど膨れて114万円の請求になってたのだけど、これエポス側と普通に和解してたら普通に払っていたと思うとゾッとするわな…
改めて任意整理してよかった☺️
ちまたでいう借金の減額って、延滞手数料の減額じゃない？とも思ってみたり🤭 pic.twitter.com/gwmhN7XQVZ
— なつこ@ブラック主婦 (@ntk55hensai) February 10, 2020
「エポスカードを任意整理をして支払い額が減った」という口コミです。
昼休憩
久しぶりになんとなくエポスカードにログイン試みたらこんな画面になった。弁護士が任意整理ちゃんと動いてくれてるんやなと安心しつつも、12年寄り添ったエポスカードとの別れが少しせつない。ごめんなこんな形でお別れで。俺もちゃんと利息たくさん払いたかったよほんとは。世話になったな… pic.twitter.com/arTFXei3Ns— ヨシオ (@yoshio8010) February 26, 2020
エポスカードの任意整理を弁護士に依頼した方の口コミです。
【まとめ】エポスカードの任意整理対応は良心的！
エポスカードの任意整理の対応は、他社と比べて非常に良心的です。
将来利息分や遅延損害金をカットできるだけではなく、返済期間も長めに設定してくれるので支払いやすくなるでしょう。
とはいえ、素人が任意整理の交渉を行うのは難易度が高いです。
任意整理を検討し始めたら、弁護士や司法書士などの専門家に相談しましょう。
債務整理は複数の事務所に相談してから依頼先を決めましょう
借金の相談は複数の事務所にしてみることをおすすめします。
借金という悩みを相談して解決していくわけですから、費用や実績といった外面的なところだけでなく、対応してくれるスタッフ・弁護士との相性が重要です。
相談しやすくて、手続きのことなどを理解し納得するまで話ができる人に依頼をしましょう。
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