任意整理は手続きが簡単で生活への影響が少なく、借金問題に悩んでいる方には利用しやすい債務整理の方法です。
借金問題は、時間が経つほど状況が悪化していきます。
そこで本記事では、「任意整理しなければよかった…」と後悔することがないよう、失敗パターンを中心に解説します。
この記事を読んでわかること
- 任意整理のメリット・デメリット
- 「任意整理しなければよかった」と後悔するケース
- 「任意整理しなければよかった」と後悔した人の口コミ
- 任意整理をした方がよいケース・しない方がよいケース
- 任意整理が希望通りにいかない場合の対処法
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目次
任意整理のメリット・デメリット
任意整理には多くのメリットがありますが、気をつけるべきデメリットもあります。
以下にまとめてみました。
【任意整理のメリット】
- 借金の利息がカットされる
- 毎月の返済額が減る
- 返済が一時的に止まり生活を立て直せる
- 借金の終わりの時が決まる
- 整理する借金を選べる
- 手続きが簡単でリスクも少ない
【任意整理のデメリット】
- クレジットカードが使えなくなる
- ローンが組めなくなる
- 銀行口座が一時的に凍結する
- 入居審査に落ちる可能性がある
今後の生活に支障をきたすため、メリット・デメリットの内容は、しっかりおさえておきたいポイントです。
「任意整理しなければよかった」と後悔するケース
では、任意整理を後悔するのはどのようなケースなのでしょうか?
具体的に解説していきます。
後悔パターン①債権者と和解できない
任意整理を希望していても、債権者が交渉に応じない場合は手続きを進めることはできません。
また、借入期間が1年未満のように取引期間が短い場合や、借入後に一度も返済せず滞納している場合も、交渉に応じてもらえない可能性が高いでしょう。
「最初から返済する気がなく、計画的に任意整理をするのではないか?」と、債権者に疑いを与えてしまうことが原因です。
「費用を払って任意整理を依頼したのに、和解できなかった…」という結果にならないよう、自分の状況を詳しく弁護士や司法書士に伝えましょう。
後悔パターン②希望通りの条件で和解できない
任意整理のメリットは「長期の分割返済」「将来利息カット」などですが、状況により希望通りの条件で和解できない場合があります。
- 分割回数が想定より少なく、月々の返済額が上がった
- 将来利息がカットされず、利息込みでの返済になってしまった
- 頭金の支払いを要求された
特に、「借入して間もない」「債権調査結果が申告額より大幅に高くなった」という場合は、和解条件が異なる場合があるでしょう。
この場合、提示された条件で任意整理を行うことしかできず、後悔する人も少なくありません。
後悔パターン③減額できた金額より支払い費用が高くなった
減額のために任意整理をしたにもかかわらず、弁護士や司法書士への支払い費用が高くなり後悔するケースも見られます。
弁護士や司法書士への相談段階で支払い費用の方が高くなる場合には、事前に伝えられることがほとんどですが、交渉の状況により結果が変わることも少なくありません。
これを防ぐには、債務整理に強い事務所を選ぶこと。
任意整理の実績や交渉経験が豊富な事務所なら、過去の実績をもとに相談にのってくれるでしょう。
無料相談を行う事務所も多いので、確認してみることをおすすめします。
後悔パターン④自分の力で完済できる額だった
任意整理は借金の負担を軽くできる方法のひとつですが、今後の生活に支障をきたすデメリットがあることを忘れてはいけません。
返済中・完済後約5年間は、信用情報機関に事故情報が掲載され、いわゆる「ブラックリストに載った」状態となります。
たとえば「今月の支払いが厳しい…」という一時的な状況であれば、すぐに任意整理を行うのではなく、まずは貸金業者と相談して期限の延長や分割対応してもらうなど、解決方法を考えてみましょう。
後悔パターン⑤クレジットカードやローンを使えなくなった
任意整理の場合、いわゆる「ブラックリストに載っている」期間は約5年間。
登録される個人信用情報機関は、以下のとおりです。
- CIC(株式会社シー・アイ・シー):クレジットカード会社が加盟
- JICC(株式会社日本信用情報機構):消費者金融が加盟
- KSC(全国銀行協会):銀行や信用金庫などが加盟
登録されるとローンが組めなくなるうえに、クレジットカードも強制解約となり、クレジット機能付きETCも使えなくなります。
また、期間を終了して登録が抹消しても、任意整理した金融機関には事故情報が残り「社内ブラック」となってしまう可能性が高いため、再び利用することは難しいでしょう。
「任意整理しなければよかった」と後悔した人の口コミ
ここでは、「任意整理しなければよかった」と後悔した人の口コミを見ていきましょう。
残高十数万のカードは任意整理から外して自力で返せばよかったな〜と今更ながら後悔。利息より圧倒的に費用高い…
— 柚木⛄️借金1000超→458万 (@n3neige) August 10, 2021
任意整理対象外の支払いを一刻も早く終わらして携帯新しくしたい…携帯代滞納したせいで分割できないのは痛手すぎる…一体何万用意しなきゃ行けないんだ…
とりあえずねる…— おしるこ (@tatenooos) January 12, 2023
任意整理について後悔してるかどうかと言われたら後悔はある。自分でどうにもできなかったことに関しては情けない。けど本当に追い詰められてお金のことしか考えられず、人知れず親にもパートナーにも余裕がもてなくなっていたのよね。
任意整理に踏み切って、カードが使えなくなり、現金生活になった— みたらしだんご@22.2自己破産同時廃止 (@tkg20210906) February 23, 2022
【負債】
任意整理残高 99,149円
借金で窮地に立たされて任意整理したけど今となっては任意整理で代行手数料取られとるし、弁護士に搾取されてしまったなと後悔の念
とっとと全額入れてしまいたいけれどどうせ金額は変わらないし、それならばと投資した方が良いと思っている。— 資産500万円きって神宮行けないコダックを脱いだわたるん🦆 (@mane8960) March 23, 2022
任意整理の弁護士費用
だいぶお金使わされたのに
全然和解してこなかったんだけど将来利息変わらず取るって依頼した意味ないやんマジでふざけとる(笑)
— えるさ (@elsa600yen) March 4, 2022
この借金垢作る前に任意整理依頼してたわけだけど、依頼するところをしっかり選ぶべきだったな…と後悔。
— 柚木⛄️借金1000超→458万 (@n3neige) April 25, 2021
任意整理は後悔してるのだ……。無職になったときに母イさんに自分でなんとかしろって言われてそれしか思い付かなかったのだ。今思えばそんなに大金じゃなかったし、滞納しつつ返した方が確実によかったのだ……。
— 性嫌悪で性依存のアライさん(せいせイさん) (@KishiMime) July 29, 2020
「自分の力で完済できたかもしれない」「依頼する事務所の選び方をしっかり考えればよかった」と後悔する人が多いようです。
任意整理した方がよいケース
ここでは、任意整理した方がよいケースを解説します。
借金総額が大きくない
任意整理では大幅な減額は期待できないため、借金総額が大きいと返済が難しい場合があります。
5年の分割払いで和解するのが一般的ですが、借金総額が大きいとその分、毎月の返済額も大きくなることが原因のひとつです。
任意整理に向いている借金総額の目安としては、収入や生活状況などでも異なりますが、残金が100万円〜200万円程度と言われています。
僕が任意整理を選んだ理由は、奨学金の返済中で保証人(家族)に迷惑をかけたくなかったから。
このように、借金総額が大きくても任意整理をした方が良いケースもあるのです。
残したい財産がある
任意整理をする場合、原則として財産への影響はありません。
債務整理において保有する財産に関する処分の違いは、以下のとおりです。
- 任意整理:保有財産を問われない
- 自己破産:一定の価額を超える財産は処分される
- 個人再生:高額な財産がある場合は処分の可能性あり
車や住宅など、残したい財産がある場合は任意整理を検討しましょう。
保証人付きの借金がある
保証人付きの借金がある場合、自己破産や個人再生を選ぶと保証人への迷惑が避けられません。
「債権者平等の原則」という法律上のルールにより、保証人付きの借金だけを除外したり、保証人付きの借金だけを先に支払うなどの行為が認められないからです。
一方、任意整理の場合は、任意の手続きとなるため法律が適用されず、整理する借入先を自由に選ぶことができます。
つまり、保証人付きの借金を除外して整理できるのです。
さらに、自己破産や個人再生と違い、官報への掲載や裁判所からの通知もないため、家族に知られずに借金整理をしたい場合にも有効です。
僕は、任意整理中の電話や手紙の対応をすべて専門家に依頼しており、おかげで家族に知られることなく借金を返済できています。
任意整理しない方がよいケース
では、任意整理しない方がよいケースとはどのような場合でしょうか。
借金総額が大きい
任意整理で解決できる借金額の上限は収入や状況によって一概には言えませんが、一般的な会社員/扶養家族がいない場合でも300万円を超えると難しいとされています。
たとえば、残元金が300万円だとすると、5年分割払いで和解できたとしても、返済額は5万円/月と大きな負担になるからです。
一方、個人再生では、借金の総額が100万円以上になると元金の減額が可能になります。
借金総額が100万円を超える場合は、個人再生も視野に入れて検討してみるのも良いでしょう。
収入や資産がない
任意整理をする場合、自己破産とは違って利息をカットした借金を返済し続けなければならないため、原則として収入がなければ利用できません。
ただし、収入がなくても返済に充てられる資産がある場合は利用できます。
収入も資産もない場合は、自己破産しか方法はありません。
低金利・長期間の借入が多い
任意整理は将来利息をカットして返済していく手続きですが、借入先が低金利であった場合、将来利息をカットしても返済額が減らない可能性があります。
住宅ローンや事業ローン、自動車ローンなどは、低金利かつ返済期間が長期にわたるため、むしろ条件が悪化する場合もあります。
ただし、銀行のカードローンにおいては例外です。
消費者金融ほど高くないものの、金利のパーセンテージはそれなりに設定されているため、任意整理を検討してみてもよいでしょう。
任意整理で希望通りにいかない場合の対処法
もし、任意整理で希望通りにいかなかった場合、どのような対処法があるのでしょうか。
ここでは対処法をまとめます。
未整理の業者も任意整理する
任意整理を行ったとき、一部の債権者しか対象にしていなかった場合は、任意整理の対象債権者を増やす「追加介入」を検討しましょう。
理由は、追加介入すると毎月の返済額をさらに引き下げられる可能性があるからです。
ただし、すでにすべての債権者と和解していたり、追加介入した債権者と和解することが難しかったりする場合は、返済額が下がらない場合もあります。
状況が改善されない場合は、専門家に相談し、任意整理以外の債務整理方法を検討する必要があるでしょう。
自己破産・個人再生を検討する
任意整理したものの、「月々の返済額を払っていける見込みがない」「収入が減ってしまった」という理由で、任意整理後の生活が楽にならないケースも多くあります。
その場合は、自己破産や個人再生を検討してみるのもひとつの方法です。
自己破産 | すべての借金がゼロになるが、20万円以上の価値がある財産を手放さなければならない。 |
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個人再生 | 借金を約1/5〜1/10に減額できる。自己破産とは違い、財産・資産を保有したまま手続きが可能。※ただし、弁済額は財産以上の金額となるため、財産を手放さなければならない場合もある。 |
債務整理に強い弁護士・司法書士へ改めて依頼する
任意整理が希望通りにいかない場合、新たな債務整理の方法を検討することが必要です。
そのときに考えなければならないのは、依頼している事務所が本当に任意整理に強い事務所かどうか。
一度目の任意整理で希望通りにいかなかった原因が、依頼した事務所の実績不足だった場合、事務所を変えることで交渉結果が変わる可能性もあります。
今度こそ失敗しないためにも、債務整理に強い弁護士・司法書士を選んで依頼することが大切です。
任意整理で後悔しないためにも依頼先は慎重に決めましょう
本記事では、「任意整理しなければよかった」と後悔してしまう失敗パターンや口コミ、対処法を解説しました。
任意整理は比較的手続きが簡単で、費用を安価に抑えられることから、借金の返済に困ったときに検討する人が多い債務整理手続きです。
そんなことにならないように、任意整理の依頼先は慎重に決めましょう。
僕も、20ほどの候補の中から事務所を選び、最終的に自分に合った心強い弁護士事務所に出会えたと思っています。
任意整理に強い事務所をしっかり選んで、借金問題を解決しましょう。
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1位:ひばり法律事務所
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スタッフも弁護士も優しく相談しやすいので、債務整理のことがよく分からなくても安心して相談できます。
借入先への交渉力が高く依頼費用も安いので、債務整理を検討している方は相談してみるべき弁護士事務所です。
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とにかく毎月の返済負担を減らしたい!という僕の意向を聞いていただき、真剣に相談に乗っていただけました。
全ての借金を希望通りに和解でき、借金の負担を大きく減らすことができました。
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