僕は25歳まで実家に住んでいました。
実家から会社まで遠かったし、実家を出て生活しなければと思っていたのですが、お金がなかったため会社員になってから3年間も実家を出れずにいました。
お金がないどころか借金は膨らんでいく一方でしたが、どうしても一人暮らしがしたいという強烈な想いがありました。
そこで何とかして実家を出ようと、お金がなくても実行できる方法を考えて実践してきました。
25歳で実家を飛び出し、気がついたら20代の間に東京都内の5ヵ所に住んでいました。
本記事では、一人暮らししたいけれどお金がない方向けに、僕が実際にやってみた方法を良かった点・うまくいかなかった点を交えて紹介してきます。
厳密には一人暮らしだけではなく誰かと住むという手法も紹介していますが、実家を出たいという気持ちが強い方はその辺りも参考にしてみてください。
目次
一人暮らしにかかる初期費用の相場
まず、一般的に一人暮らしをする場合にかかる費用を把握しましょう。
・敷金 家賃の1ヶ月分
・礼金 家賃の1ヶ月分
・仲介手数料 家賃の1ヶ月分
・翌月の家賃 家賃の1ヶ月分
・引越し代 3万円程度*近場の引越しを想定
・家電や家具 3万円程度*冷蔵庫・洗濯機・電子レンジを中古で購入
家賃6万円の家に住むと仮定すると、引越しをして生活を始めるのに30万円はかかってきます。
社会人になっていきなりは捻出できない金額ですよね。
ではここから30万円の現金がない方向けに、実家を出る手法を紹介していきます。
実家を出る方法①:シェアハウスに住む
初期費用を抑えて生活を始められる
僕が初めて実家を出たときに住んだのはシェアハウスです。
シェアハウスに住む最大のメリットは初期費用を抑えられること。
シェアハウスは入居時に1万円〜3万円程度の初期費用がかかりますが、通常の一人暮らしのように敷金・礼金・不動産屋への仲介料はありません。
さらに、部屋にはベッド・冷蔵庫・エアコン・机なども完備されているので家電や家具を揃える必要はありません。
引越しの際も大きな荷物を持っていく必要はないので、乗用車でに本や服を積めば引越しできます。
毎月の家賃は都内の一人暮らしの相場とそれほど変わりませんが、水道・電気・ガスの料金も含まれているのでそこも考慮するとやはり安いです。
何よりも初期費用を抑えられるのは大きく、借金持ちのぼくでも実家を出ることができました。
【体験談】シェアハウスの生活は楽しかった
僕が利用したオークハウスというシェアハウスでは、初期費用は入居時の3万円のみ。
お金がない状態でも実家を出ることができました。
住んだ場所は1フロアに5部屋あって、日本人のおじさん(離婚して家を出されたらしい…)、インド人の医者、日本の会社で働く韓国人、アニメ好きの香港人でした。
仕事から帰ると、夜は共有スペースでみんなで飲みながら食事をしていました。
テレビでサッカーの試合を見たり、外に遊びに行ったりと仲も良く楽しい生活でした。
もしかしたら住む人によっては相性が悪く過ごしづらくなる可能性もありますが、うまくいかなければ他のシェアハウスに移るか、最悪の場合はまた実家に戻ればいいので気楽に試してみて良いと思います。
実家を出る方法②:同棲する
彼氏/彼女と費用を折半できれば安く生活できる
付き合っている人と同棲をすることになった場合、話し合いにより費用を折半することができれば一人で暮らすよりは安く生活できると思います。
荷物が多くなければ1DKでも暮らせますし、礼金なしの物件を選べば初期費用もだいぶ抑えられます。
【体験談】同棲はリスクがあると痛感
シェアハウスに住んで6ヶ月ほど経った頃、彼女ができて同棲をすることになりました。
割とアクセスの良い場所に住むことになり、1DKのマンションで家賃は10万円でした。
初期費用も敷金・礼金・仲介手数料がかかり、不足している家電を買ったりもして40万円かかってしまいました。
家賃は彼女と相談して僕は6万円払っていました。
同棲してうまく付き合いが続けば良いですが、別れることになった場合はどちらか(もしくは双方)が引越しをする必要があります。
別れて引越しをしなきゃいけないのにお金がないと詰みます。
僕の場合は同棲して半年で別れることになり、僕が家を出て行くことになりました。
新たに一人暮らしを開始するお金もなかったので実家に帰還しました…。
彼女と別れて実家送りはなかなか切ないです(笑)
実家を出る方法③:借金して一人暮らし
クレカ・カードローンで初期費用を賄う
現金がないけれどどうしても一人暮らしをしたい場合は、クレジットカードかカードローンを利用し解決しましょう。
物件によっては初期費用をクレジットカード払いできるところもありますし、それが無理でもカードローンを申込ば最短即日で借入ができるので、そのお金で引越しましょう。
誰にでも推奨したい方法ではありませんが、通勤の疲労や家のストレスが限界に達している場合、我慢して実家に留まっているよりも良い手段だと僕は考えます。
【体験談】資金繰りショートしました
同棲が解消して一旦実家には戻りましたが、また一人暮らしを模索しました。
3ヶ月実家で過ごしましたが、その後カードローンでお金を借りてサクッと引越しをしました。
しかしながらカードローンの利用可能枠も少なくなっており生活に余裕はありませんでした。
節約をして収入も安定していれば良いですが、僕は転職をしてボーナスが途絶えさらに浪費を重ねてしまい、1年間住んだ頃に家賃を払うことができなくなりました…。
情けないことにまた実家に帰還します(笑)
実家を出る方法④:友達とルームシェア
家賃の安いエリアで費用折半で生活
友達であれば家賃は折半で問題ないと思うので一人で住むより安く生活できます。
男二人であれば多少治安の悪い地域でも問題ないですし、家賃の安いエリアを探して住むのがおすすめです。
【体験談】家賃は抑えられていたが過ごし辛い
一人暮らしで資金がショートし実家に戻った後、そのまま1年間も実家を出られずにいました。
しかし、僕は実家から出ることを諦めませんでした。
ある日、友達と飲んだ時にルームシェアをする話になり、都内の外れに2DKの家を借りて住むことになりました。
家賃は9万円だったので一人当たりの負担は4万5千円。
また、あまり大きい声では言えませんが、実家から通勤していることになっていたので交通費が多く支払われていました。
経済的に余裕はありましたし初めは楽しかったのですが、ある程度生活をしていると洗濯したい時にできなかったり冷蔵庫のスペースが狭かったりとストレスが出てきます。
さらに一緒に住んでいた友達が鬱っぽくなり仕事を辞めてしまいました。
それから友達の彼女も一緒に住むことになり、よくわからない3人暮らしをしていました。
その彼女も僕の友達だったので楽しい暮らしではあったのですが、いつまでもこの暮らしを続けるわけにはいかないと思い1年間でルームシェアを終了しました。
実家を出る方法⑤:家賃補助の出る会社に転職
これは結構おすすめの方法なのですが、会社の近くに住むと家賃補助が出る企業がけっこうあります。
僕が所属していたWEB広告業界は特にその制度が多かったと思います。
会社がある場所の付近ですと家賃相場は高いエリアになりがちですが、家賃10万円の物件でも毎月3万円の補助が出れば家賃負担は7万円です。
会社の付近に住むことになるので通勤時間も短くなりおすすめです。
【体験談】初期費用さえ工面できればベストな方法
多くの場合、引越しの初期費用は会社からは出ませんが、住んだその月から給料と一緒に家賃手当が支払われます。
僕の会社は月に3万円の手当でした。
都内の便利な場所に月6万円で住むことができて満足のいく生活だったので、実家を出てから初めて2年間同じ場所に住みました。
一人暮らししたいけどお金ない場合の最適な方法
一人暮らししたいけどお金ない場合は、家賃補助のある会社に転職するのが僕の経験では最も良い方法でした。
IT・ WEB業界は家賃補助のある会社が多く、そもそもの給料のベースも上がります。
あとは、少し時間はかかりますがお金を副業で作るのも選択肢としてはアリかと思います。
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一人暮らししたいのであれば、しないと絶対に後悔します。
僕は一人暮らしをしたおかげでマジで楽しい20代を過ごすことができました。
20代で1000万の借金をした理由という記事にも書いていますが、僕の借金の内訳の中で引越しや家賃に費やしたお金は無駄ではなかったと思っています。
毎日、自分で生活をデザインしていくのはとっても楽しいことですし、様々なスキルも身につきます。
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