借金1000万円返済中のろっくすです。
僕は2020年現在32歳ですが、初めてクレジットカードを手に入れた20歳の頃からずっと借金を抱えて生きています。
初めてのクレジットカードはクレディセゾンが発行するPARCOカードでした。
まだ大学生だった頃。池袋PARCOで買い物をした際に店頭で勧められて「そろそろクレカくらい持ってた方が良いかな?」という軽い気持ちで手に入れたものです。
初めは1回払いで利用していたので、使った分をバイト代で毎回きっちり返済していました。
それがあるときリボ払いに手を染めてしまったのをきっかけに、借金がどんどん増えていきました。
社会人2年目の頃には借金100万円に到達。
20代後半になると、もうどこからも借入できなくなる状態まで借金は膨らみ、最終的にクレジットカード4枚・カードローン5社で合計870万円。
奨学金なども合わせて借金の総額は1000万円を軽く超えてしまいました。
本記事ではリボ払い地獄に陥った僕の体験談を交えながら、リボ払いがやばい理由・リボ地獄からの脱出方法を経験者の視点で解説していきます。
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リボ払いのやばさを実感した体験談
まずは僕のリボ払いの体験談を紹介させてください。
リボ払いの罠にハマり、最終的にリボ払いの残高は200万円となりました。
全てリボ天(限度額まで使い切った状態)です。
- セゾンカード:100万円
- 楽天カード:50万円
- JALカード:35万円
- 三菱UFJ-VISA:15万円
こんな状態に至ってしまった経緯を簡単にまとめていきます。
リボ払いの始まりは大学時代の10万円
はじめてのリボ払いは大学4年生の頃。
就職活動も終わり自由な時間が増えて、一時的に我慢していた趣味を再開。
音楽仲間と曲を作ったり、バンドでスタジオに入ったり好きなことを存分に楽しむ日々。
ある月に、調子に乗ってギター関連の機材を買いすぎてしまい請求額が10万円を突破。
当時のセゾンカードは翌々月の4日が支払い日だったので時間的な余裕はあった。
しかし、バイトのシフトを増やして何とかしようとしものの支払い額である10万円には給料が追いつかなかった。
困っていたところ、リボ払いに切り替えれば支払いが5,000円になることがわかり「助かった!」とリボ払いを利用。
バイトのシフトを増やしていたため、その月は8万円ほどの自由に使えるお金が手に入り遊びが加速。
バイトよりも映画を観たり、本を読んだり、飲みに行くことを優先するようになっていく。
飲み代をクレカで払って現金を手に入れるようになる
お金を使ってもそれほど返済が増えないリボ払いの魅力に取り憑かれてしまった僕は、飲み会代を代表してクレカで払って現金をゲットすることを覚えてしまう。
社会人になったら時間もなくなるし、バイトなんかしてないで好きなことをして過ごそう!
ということで、大学4年の秋頃からはバイトもせずに過ごしていた。
ただ、大学生の頃の僕のお金の使い道は映画館・本・CD・飲み会くらいだったので、借金はそこまで膨れ上がらなかった。
クレカの限度額も少なかったので、大学卒業時点のリボ払いの借金は30万円くらいだった。
リボ払いをカードローンで一括返済して解決?
社会人になったらあっという間にクレジットカードはリボ天になってしまった。
その当時はPARCOカード・JALカード・UFJ-VISAの3枚合わせても70万円が利用限度額だった。
毎月の返済は4万円弱だったので今思うと大したことなかったんだけど、遊びたい盛りだったので常にお金はなかった。
リボ地獄に足を踏み入れはじめている状況。
お金に困りいろいろ調べていたらカードローンでまとめてしまった方が毎月の返済額が少ないことがわかり、銀行カードローンでお金を借りてリボ払いを一括返済して清算。
クレジットカードの利用は控えようとぼんやりと思ったりもした。
マイルを貯めたくなりクレカ再利用
1ヶ月くらいクレカの利用を控えていたんだけど、やっぱりマイルを溜めたくなりJALカードで定期代や会社の経費の決済を再開。
定期代も会社の経費もちゃんと振り込まれるから1回払いできたのに、リボ払いすれば現金が一気に増えるという悪魔の囁きに負けて再びリボ払い。
もうこの時には金銭感覚が麻痺し始めていて、クレジットカードの利用可能枠70万円は自由に使えるお金のような錯覚を起こしてしまっていた。
仕事のストレスも重なり酒や夜遊びが増えて、再びリボ天に到達。
リボ払いのおまとめ目的で作ったはずのカードローンも増枠の勧誘に負けて気づけば200万円まで膨らんでいた。
毎月の返済は8万円ほどになっていた。
ちなみに、マイルを貯めて行ったマカオではカジノで散財してしまっている。
利用可能枠の増枠を繰り返し借金地獄に
毎月の返済の苦しさが更なるストレスを誘発して散財が止まらず、カードローンの新規契約とリボ払いの増枠を繰り返しながら借金はどんどん膨らんでいった。
もう利用限度額の増枠ができなくなったところで、最後にダメ押しの楽天カードを発行。
審査に通った!まだブラックじゃなかった!という感動もそこそこに、ショッピングリボ&キャッシングリボの併用により2ヶ月で利用枠50万円を使いきりゲームオーバー!
クレジットカード4枚・カードローン5社が全て利用限度額MAXのオールリボ天となり借金870万円。
リボ地獄・カードローン地獄・奨学金により借金総額は1000万円を軽く超えていて、毎月の返済が22万円という借金地獄となる。
債務整理をして借金地獄からの脱出
毎月の返済が22万円でも給料30万円・副業5万円・返済して生まれた利用枠で返済をする自転車操業により生活を繋いでいくことはできていた。
しかしながら、バイト先もないような田舎町に給料を下げて転職をするという非合理的な行動に出てしまい、手取り19万円・返済22万円というどう考えても無理な経済状況になり債務整理を決断。
弁護士事務所からは自己破産を勧められたけれど、借金の元本を苦しみながらも返済して自分を立て直したい!というキレイゴトと、借金が親にバレると気まずい!という本音により任意整理を選択。
まぁ任意整理はしたければできるってものでもないんです。
こんな感じで僕はいくつもの弁護事務所から断られている。
そんな中、僕の返済に対する熱い想いを受けとめてくれた名村法律事務所という弁護士事務所に任意整理を依頼。
借金問題に強く、神対応をしてくれた弁護士事務所。
任意整理により毎月の返済額が奨学金と合わせても14万4千円まで下がり、手取り収入19万円でも生きていけるようになった。
借金の利息も全てカットされたので、借金がかつてないスピードで減っていっている。
今は金銭的にカツカツの借金生活を楽しみながら、お金とメンタルの管理能力の向上のための訓練。
そして、任意整理という素晴らしい借金解決方法を広めるための活動をしている。
リボ払いがやばい5つの理由
リボ払いの仕組みをわかっている人から言わせると「リボ払い使ってるやつはバカ」「リボ払いは情弱を搾取する仕組み」だそうです。
確かにそうかもしれません。それほどリボ払いの仕組みはやばいです。
リボ払いのリボは英語の「revolve」=「回転する」の意味。
毎月、同じ金額を払い続けていくところから付けられたのでしょうか。
リボ払いは油断していると一気に借金が増えていく恐れもあります。
ここからは、リボ払いがやばい理由を5つ紹介します
リボ払いがやばい理由①:高額な利息を払うことになる
リボ払いの手数料は年利15.0%に設定しているカード会社が多いです。
年利15.0%は消費者金融のカードローンと同じくらい。
ただ、毎月の返済が少なくても済むため利息に充当される金額が多くなります。
リボ払いの利用額別の手数料を楽天カードとセゾンカードでシミュレーションしてみました。
繰り上げ返済をしないで毎月の最低返済額を払い続けた場合、完済までに利息をいくら払うことになるかまとめました。
リボ払い 利用額 |
完済までの 利息(楽天) |
完済までの 利息(セゾン) |
10万円 | 2万円 | 2万円 |
20万円 | 8.5万円 | 5.1万円 |
30万円 | 15.4万円 | 8.4万円 |
40万円 | 22万円 | 12万円 |
50万円 | 28.8万円 | 15.9万円 |
80万円 | 48.2万円 | 28.8万円 |
100万円 | 61万円 | 37.6万円 |
150万円 | 93万円 | 59.6万円 |
200万円 | 124.7万円 | 81.8万円 |
楽天カードのリボ払いは場合の毎月の返済負担が少ない分、リボ払い残高がなかなか減らず利息の総額が特に大きくなります。
30万円のリボ払いでも完済までに15.4万円の利息を払うことになります。
リボ払いの利息はやばいと思いませんか?
リボ払いがやばい理由②:返済期間が長くなかなか払い終わらない
一括払い以外の返済方法として分割払いもありますが、分割払いとリボ払いは大きく異なります。
分割払いは決められた返済回数で支払うことになりますが、リボ払いは毎月の返済額を決めて支払っていく方法です。
この返済額だけ決まっているという仕組みがやばいのです。
毎月の返済額も少ないので返済期間のことを見落としがちですが、リボ払いの返済は長期間に及びます。
リボ払い 利用額 |
完済までの 期間(楽天) |
完済までの 期間(セゾン) |
10万円 | 2年10ヶ月 | 2年11ヶ月 |
20万円 | 5年7ヶ月 | 4年3ヶ月 |
30万円 | 7年5ヶ月 | 5年2ヶ月 |
40万円 | 8年8ヶ月 | 5年10ヶ月 |
50万円 | 9年8ヶ月 | 6年5ヶ月 |
80万円 | 11年8ヶ月 | 7年9ヶ月 |
100万円 | 12年8ヶ月 | 8年4ヶ月 |
150万円 | 14年4ヶ月 | 9年7ヶ月 |
200万円 | 15年7ヶ月 | 10年5ヶ月 |
たった10万円の利用で3年弱も毎月返済を続けることになります。
リボ払いの返済期間の長さは本当にやばいです。
一度、自分の借金を入れてシミュレーションをしてみましょう。
リボ払いがやばい理由③:利用するハードルの低さ
消費者金融からお金を借りるのに抵抗はあっても、リボ払いを利用することには抵抗がない人もいるかもしれません。
でも、リボ払いは借金と同じです。
クレジットカード会社はリボ払いは便利な支払い方法ですとおすすめしていますが、利息が高く返済期間は長い罠だらけのサービスです。
気づかずに自動でリボ払いを設定してしまっている人や、リボ払い専用カードという恐ろしいカードも存在しています。
学生や収入のない方でもついついリボ払いを利用してしまう。
リボ払いのハードルの低さは危険です。
リボ払いがやばい理由④:金銭感覚が狂う
これは僕が身を持って経験してきたことですが、リボ払いを利用すると金銭感覚が狂います。
リボ払いがやばい理由として強く強調したいことです。
リボ払いにハマってくると、クレジットカードの利用可能枠=自由に使えるお金と錯覚を起こしてしまうことがあります。
例えば楽天カードの利用可能枠が50万円だった場合、50万円分を全額ショッピングで使ったとしても、リボ払いにすれば次の返済額は15,250円です。
15,250円くらいなら払えちゃうじゃないですか?
リボ払いにすればいいやと考えてお金を使っていると、欲望に負けてあっという間に利用可能枠を使い切りリボ天となります。
日常の中でストレスや不安を抱えていると、浪費に走りやすい傾向もありますので注意が必要です。
リボ払いがやばい理由⑤:借金があることに慣れてしまう
リボ払いの残高が増えてくると、借金が気にならなくなるというやばい感覚が生まれてきます。
その感覚により、借金がクレジットカード以外にまで広がっていく可能性があります。
僕も初めは10万円のリボ払いにビクビクしていましたが、カードローンに手を出し、クレジットカードの利用可能額の増枠を繰り返して借金が増えていきました。
リボ払い地獄から脱出する方法
リボ払いのやばさについて解説してきましたが、リボ払いは終わらせることができます!
僕はもうリボ払いを抱えていません。体験談で紹介したように債務整理をしたからです。
ただ、債務整理は全ての人におすすめできる方法ではありません。
債務整理をするとリボ払いから開放されますが、クレジットカードそのものもなくなるというデメリットがあります。
クレジットカードはあった方が便利ですよね?
ここからは、リボ払いによる借金の金額別にリボ払いを終わらせるための対処法を解説していきます。
リボ払いの残高が10万円以下の人
リボ払い残高が10万円以下であれば、まだリボ払いには染まっていません。
追加返済をして2〜3回で払いきってしまいましょう。
親などお金を貸してくれる人がいるなら、借りてでも払いきってしまった方が良いと思います。
リボ払いの残高が50万円以下の人
リボ払いの使いやすさにハマり始めている可能性があります。
まずはこれ以上リボ払いを使わないようにしましょう。
そして毎月の返済額を最低返済額にしておかないで、払えるだけの金額に増やしておきましょう。
毎月のリボ払い分の返済額はクレジットカード会社のサイトから変更の手続きができます。
リボ払いの残高が100万円の人
毎月の安定した収入があって返済していける自信がある人は、毎月の返済額を上げて完済までがんばりましょう。
収入が少なくてすでに返済が厳しい場合や、買い物依存やギャンブルなど浪費癖がついてしまっている人は、債務整理を検討しましょう。
リボ払いから解放されて、月々の返済額も減らすことができます。
債務整理の中でも手続きが簡単で誰にもバレない任意整理をまずは検討するのが良いと思います。
僕も任意整理の手続きして、リボ払い地獄から脱出しました。
>>任意整理とは?手続きの概要と利用するべき人をわかりやすく解説!
リボ払いの残高が200万円の人
僕は以下の理由により借金が200万円を超えるとやばいと思っています。
借金が100万円を超えても借金が止まらなかった
返済に対して投げやりな気持ちが芽生え始める
毎月の返済額が大きい
リボ払いの残高が200万円を超えてしまっている人は、早々に債務整理の手続きを検討しましょう。
債務整理の手続きは、弁護士事務所か司法書士事務所に相談をすることで、どんな手続きがおすすめか提案してくれます。
事務所の選び方については以下の記事にまとめておりますので、参考にしてみてください。
相談に入る前に、借金の負担をどのくらい減らせるか確認したい方は借金減額診断を利用してみましょう。
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まとめ:リボ払いは本当にやばい!
リボ払いのメリットは手元のお金以上の消費ができることだけです。
解説してきたようにリボ払いはやばいことだらけの機能です。
・高額な利息を払うことになる
・返済期間が長くなかなか払い終わらない
・利用するハードルの低さ
・金銭感覚が狂う
・借金があることに慣れてしまう
クレジットカード自体はうまく使えば便利なものですが、リボ払いは基本的に使わない方が良い機能です。
最後にもう一度お伝えします。リボ払いはやばい!
借金の悩みは弁護士・司法書士に相談してみましょう。
僕も弁護士に相談をして借金を立て直し、完済に向けて動いています。
実際に相談をしたおすすめの弁護士・司法書士を紹介していますので、参考にしてみてください。
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僕も任意整理の依頼をした弁護士事務所です。
取材記事:【インタビュー】ひばり法律事務所の山本弁護士に債務整理の体験者が質問!
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