CMでもおなじみのSMBCモビットは大手消費者金融の1つです。
SMBCモビットの返済が苦しくなり、任意整理を希望する人は多いでしょう。
返済が厳しくなった場合、SMBCモビットの借金は任意整理できるのでしょうか?
この記事を読んでわかること
- SMBCモビットの概要
- SMBCモビットの任意整理への対応
- SMBCモビットとの任意整理が失敗しやすいケース
- SMBCモビットとの任意整理をする際の注意点
- SMBCモビットとの任意整理を成功させるコツ
- SMBCモビットの任意整理をした人の評判・口コミ
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目次
SMBCモビットの概要
大手消費者金融の1つであるSMBCモビットは、以前は「モビット」という社名でした。
モビットは、プロミスとアプラスの共同出資で設立された会社です。
現在は三井住友銀行系のSMBCコンシューマー・ファイナンスの子会社となり、社名も「SMBCモビット」に変更されています。
SMBCモビットは、他の消費者金融会社よりも審査が早く即日融資を受けやすいのが特徴。
またWEB契約であれば、職場への在籍確認の電話や自宅への郵便送付も不要とあって、お金を借りやすいと言われています。
SMBCモビットの任意整理への対応
SMBCモビットの返済が厳しくなった場合、任意整理を考える方が多いでしょう。
ここでは、SMBCモビットの任意整理への対応について解説します。
SMBCモビットの任意整理への対応は非常に厳しい
近年、多くの消費者金融では任意整理の和解条件が厳しくなりつつあります。
その中でも特に、SMBCモビットの対応は厳しいと評判です。
交渉には応じてくれる
任意整理への対応に厳しいSMBCモビットですが、交渉自体には応じてくれます。
SMBCモビットに任意整理を申し出ても、「事情を一切聞いてもらえない…」ということはありません。
ただ交渉には応じてくれるものの、希望する条件で和解してくれるかというと、それは別。
他の消費者金融に比べても、その和解条件は厳しいものになるでしょう。
早期(3ヶ月以内)に和解が成立しなければ裁判を起こされる
SMBCモビットは、早期に和解ができない場合すぐに訴訟提起してくる可能性があります。
任意整理の交渉中に裁判を起こす消費者金融は他にもありますが、6ヶ月程度待ってくれるところが多いです。
しかしSMBCモビットの場合は、3ヶ月以内に和解が成立しなければ裁判を起こされてしまう可能性が高いでしょう。
将来利息がカットされないケースもある
和解後に発生する将来利息は、交渉によってカットしてもらえることもあります。
しかし他社と比べると、将来利息のカットに応じてもらえないケースが多いです。
将来利息のカットに応じないケースは、以下の通りです。
このようなケースでは、ほぼ確実に将来利息を要求されるでしょう。
- 取引期間が1年未満と短いケース
- 借りた後にほとんど返済をしていないケース
- 長期間、延滞が続いているケース
経理利息・遅延損害金のカットは対応可の場合もあり
任意整理に対して厳しい対応のSMBCモビットですが、早期に和解した場合には経理利息・遅延損害金カットに柔軟な対応をしてくれるようです。
ただし早期和解が見込めない場合には、経理利息・遅延損害金のカットに応じてくれません。
返済期間は原則として3年(36回払い)
SMBCモビットと任意整理をした場合、返済期間は原則3年(36回払い)が基準となります。
ただし事例によっては、5年(60回払い)に応じてくれることもあるようです。
SMBCモビットでの任意整理で重要なことは、分割回数よりもどれだけ早く和解提案できるかにあります。
返済期間は原則3年となっていますが、以下のように1年(12回払い)での返済を要求されるケースもあります。
- 取引期間が1年未満と短いケース
- 借りた後にほとんど返済をしていないケース
- 長期間、滞納が続いているケース
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SMBCモビットとの任意整理が失敗しやすいケースとは?
ここでは、SMBCモビットとの任意整理が失敗しやすいケースをまとめます。
ケースに当てはまっていないか、確認してみましょう。
SMBCモビットとの取引期間が短い
取引期間が短いにも関わらず任意整理を依頼するケースでは、交渉が失敗しやすいです。
「不誠実な債務者」とみなされ、弁護士受任後の交渉においても厳しい対応になるでしょう。
「返済が難しいとわかっていながら借り入れをしたのでは?」と疑われてしまいます。
取引履歴が極端に短いケースでは、任意整理で頭金を要求されたり、1年(12回払い)の分割返済を和解条件として要求されたりすることもあります。
SMBCモビットとの取引の最後が借り入れで終わっている
SMBCモビットとの最後の取引が借り入れで終わっている人は、不誠実とみなされ任意整理が厳しくなります。
最後に借り入れをしたときには、「すでに返済の目途が立たない状態で借り入れした…」と判断されてしまうのです。
このようなケースでは、一括で返済を求められるケースもあります。
SMBCモビットからすでに訴訟提起されている
SMBCモビットは他社と比べても、訴訟提起してくる可能性が高いです。
SMBCモビットからすでに訴訟提訴されている債務者に関しては、任意整理に応じない可能性があります。
SMBCモビットとの任意整理をする際の注意点
SMBCモビットとの任意整理をする場合、どのような点に気を付けるべきでしょうか?
ここでは、任意整理する際の注意点をまとめます。
ブラックリストに登録されてしまう
任意整理をすると、ブラックリストに掲載されてしまいます。
債務を完済してから5年経過しなければ、新たな借り入れやローン、クレジットカードの利用ができません。
借り入れだけではなく、分割払いも不可能です。
注意しておきたいのがブラックリストに掲載される期間は「返済が完了してから5年間」ということ。
任意整理で和解してから5年間ではありません。
つまり、任意整理で5年払い(60回)となった場合は、10年間ブラックリストに載るのです。
SMBCモビットとの取引ができなくなる
任意整理をすると、その後SMBCモビットから二度と借り入れできなくなります。
信用情報機関に保有されているブラック情報は5年間で削除されますが、SMBCモビット社内に保有されている情報は半永久的に残るためです。
三井住友銀行の口座が使えなくなる
SMBCモビットは、三井住友銀行系の消費者金融です。
そのためSMBCモビットの任意整理をすると、三井住友銀行の銀行口座が凍結される可能性があります。
三井住友系列の借り入れができなくなる
任意整理をするとSMBCモビットだけではなく、SMBCグループおよび三井住友銀行系列からは二度と借り入れができなくなる可能性があります。
任意整理の記録はブラックリストから削除されても社内ブラックとして残り続けるため、三井住友との取引は難しいでしょう。
なお債権者が三井住友系の場合だけではなく、三井住友系の賃金業者が保証会社となっている借り入れでもローンを組むことができません。
ローン審査をするのは保証会社となるため、三井住友銀行系で社内ブラックとなっている場合は審査に通らないでしょう。
SMBCモビットとの任意整理を成功させるコツ
ここでは、SMBCモビットとの任意整理を成功させるコツを解説します。
任意整理を進める際には、ぜひ意識してみてください。
できるだけ早期に和解する
SMBCモビットは、任意整理で早期に和解できないと提起訴訟されてしまいます。
できるだけ早期に和解案を提示することで、比較的スムーズに交渉できるでしょう。
3年以内の分割払い和解案を提案する
SMBCモビットとの分割弁済和解を提案する場合には、3年(36回払い)が基準となります。
交渉する際には、3年以内の分割払いにすることで早期和解につながるでしょう。
弁護士や司法書士などの専門家に交渉を依頼する
SMBCモビットとの任意整理は、他の消費者金融と比べても厳しめで難易度が高いです。
そのため、弁護士や司法書士に交渉を依頼しましょう。
法律の専門家に依頼することで、以下のメリットがあります。
- 任意整理についての専門的なアドバイスが受けられる
- 有利な条件での和解が期待できる
- 任意整理が難しい場合の最善の解決策を提案してくれる
- 任意整理以外にも、個人再生や自己破産などの手続きも代行してもらえる
SMBCモビットの任意整理をした人の評判・口コミ
実際にSMBCモビットの任意整理をした方の評判・口コミをまとめました。
任意整理失敗した。
SMBCモビットさんごめんなさい、すみませんお願いしますもう1回チャンスください~はー自業自得でしかない。— 借金1000とんで40万男 (@xkEyuoMf3JTguOb) June 1, 2022
SMBCモビットの任意整理に失敗した口コミです。
弁護士通してSMBCモビットと三井住友カードにTEL通知したら、無断でカード停止されました。本来は弁護士に受理され正式に弁護士から2社に通達が行き債務整理になるのだが、一方的な解釈でカード停止をくらう事態に。本来してはいけないとのことで、弁護士から関係機関に通報するとの事です。
— とむちー (@melon509t) September 10, 2021
弁護士に依頼していたものの、厳しい対応だったという口コミです。
【まとめ】SMBCモビットの任意整理は条件が厳しい!
SMBCモビットの任意整理は、他社と比べても厳しいです。
早期に和解できなければ、訴訟されてしまうこともあるので注意しなければなりません。
SMBCモビットの任意整理を考えている方は、弁護士や司法書士に相談しましょう。
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