当サイトでも何度か取り上げてきた給料ファクタリング(給与ファクタリング)ですが、業界最大手であった七福神を運営していた株式会社ZERUTAの社長ら7人が逮捕されました。
給料ファクタリング最大手「七福神」の代表者ら7人が逮捕された
七福神の代表者ら7人が逮捕されたニュース記事を引用します。ニュース動画も貼っておきます。
給料を前もって債権として買い取り、現金を融通する「給料ファクタリング」と呼ばれる新手のヤミ金融を営んだとして、都内の会社役員ら7人が逮捕されました。
被害者の中には、感染拡大の影響で収入が減ったため利用した人もいるということで、警視庁はこれまでに13億円を超える違法な利息を得ていたとみて調べています。
七福神だけに7人の逮捕ですねwという冗談はさておき、以前から違法性が指摘されていたように貸金業法違反(無登録営業)・出資法違反(超高金利)の疑いで逮捕されました。
13億超の利息とはすごいですね…。
ニュースでコロナの感染拡大の影響で収入が減って利用した人もいるように書かれていますが、給料ファクタリングの全盛期は2019年で、新型コロナウイルスの問題が広がり始めた2020年の前半には給料ファクタリングは終焉を迎えていました。
2020年3月に金融庁により給料ファクタリングの違法性について見解が出され、七福神は2020年5月頃から廃業状態となっています。
2020年4月に七福神の銀行口座が凍結されて、最終的に利用者に現金書留で返済を依頼するなど滅茶苦茶な終わり方をしています。
このあたりのリアルな動きは当時の5chのスレッドをみるとよく分かりますので、気になる方は覗いてみてください。
給料ファクタリング業者の摘発はDラインに続いて2例目となり、ほとんどの業者が撤退はしていますが一部の業者は営業・貸したお金の回収を続けています。
過去に給料ファクタリングを利用しており、回収を続けている業者と関係が切れてない人は弁護士・司法書士への相談をおすすめします。
給料ファクタリング最大手「七福神」摘発の影響は?
給料ファクタリングの違法性が金融庁に指摘されるようになってから、多くの業者が「給料ファクタリング」から撤退しました。
しかしながら、撤退した業者が業態を変えて同じようなことを続けているのが現状です。
給料ではなく会社の経費などを現金化する「領収書ファクタリング」や、商品を後払いで購入してレビューを書いてキャッシュバックとして現金をもらう「後払い現金化・後払いファクタリング」といった手法を取る業者が増えています。
七福神などの給料ファクタリングよりも高額な手数料を取っているのが実態で、返済が滞ると緊急連絡先や会社への連絡をするなどの嫌がらせをする業者もあるようです。
今回の七福神の摘発を受けて「領収書ファクタリング」や「後払いファクタリング」の業者が撤退に備えて貸したままのお金の回収を強化するなどの動きがあるかもしれません。
グレーな手法を取る闇金業者の対応は、この手の分野の対応強い弁護士・司法書士に相談をしてみることをおすすめします。
給料ファクタリングの解決実績も多い以下の事務所は、「後払いファクタリング」「領収書ファクタリング」の相談も受け付けています。
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