現在、LINE闇金の業者が非常に増えており、手軽にお金を借りられるのは良いものの、後になって返済できずに激しい取り立ての被害にあっている方が絶えない状態です。
本記事では、LINE闇金の特徴やブロックしたらどうなるのかを解説していきます。
この記事を読んでわかること
- LINE闇金の特徴
- LINE闇金に返せないとどうなるのか
- LINE闇金をブロックしても大丈夫なのか
- LINE闇金は踏み倒せるのか
目次
LINE闇金とは?
そもそもLINE闇金とは、どのような業者なのでしょうか。
LINE闇金とは、利用者との連絡にLINEを使用する闇金業者のことで、他の闇金業者とは異なる特徴がいくつかあります。
まずは、LINE闇金ならではの特徴を解説していきましょう。
LINE闇金の特徴①連絡手段にLINEを利用している
LINE闇金の1番の特徴と言えるのが、利用者との連絡手段にLINEのチャット機能や通話機能を用いる点です。
なぜ、闇金業者はLINEを使うのでしょうか?
大きな理由として、以下のことが挙げられます。
- LINEは多くの人にとって身近なものなので、疑われにくい
- 賃金業に必要な固定電話を持たなくて良い
- 携帯1つで複数のアカウントを持つことができる
貸金業を営む場合、金融庁が定める条件をクリアした上で届けを出さなくてはいけません。
その条件の1つに「固定電話の番号を設ける」という項目があり、固定電話の番号が必要になるのですが、法外な金利でお金を貸す闇金業者に営業許可が降りるわけがありません。
しかし、LINEで利用者とのやりとりを行えば固定電話を引く必要がない上、届けを出さずとも営業することが可能です。
また、LINEは現在日本で多くの人が利用しているので、あまり疑われることなく取引に持っていくことができます。
「SNSで集客し、LINE闇金のLINEアカウントに誘導する」という方法がよく使われているようです。
LINE闇金の特徴②闇金業者の身元情報をつかみにくい
LINEのみで連絡をしている場合、万が一警察に通報されたとしてもLINEのアカウントを削除するだけで情報を消すことができるので、警察は闇金業者の身元を割り出すことができず業者は後を追われなくなります。
利用者には一度取り立てが止まっても「新しくLINEアカウントを作られるとすぐに取り立てが再開される」という負の連鎖が待っているのです。
LINEは連絡手段として便利な一方、簡単に身元を偽れるので闇金業者にとっては使いやすく、警察にとっては闇金業者を捕まえにくいものとなっているのです。
LINE闇金の特徴③摘発が難しい
LINE闇金は、通常の闇金業者に比べ摘発が難しいことも特徴の1つでしょう。
通常の闇金の場合、携帯電話を使用している場合が多いですがその電話番号から身元を割り出し摘発するケースがほとんどです。
しかしLINE闇金の場合、利用者に電話番号を知られることなく連絡を取ることができます。
LINEのアカウントから身元を割り出すことはほぼできず、摘発が難しくなるのです。
その上、アカウントを消したとしても新しくアカウントを作成すれば携帯1台でずっと取り立てができるので、闇金業者からすれば摘発されにくくコストも掛からない便利な取り立て方法と言えます。
LINE闇金の利息
「LINE闇金の利息は高い」ということを知っている方は多いと思いますが、実際にはどれほどの利息なのでしょうか?
国が定めた「賃金業法」で決められている借入金額に対しての上限金利は、以下のようになっています。
- 元本が10万円以下:年20%
- 元本が10〜100万円未満:年18%
- 元本が100万円以上:年15%
これに対し、LINE闇金の金利は会社にもよりますが1週間で約30%の金利がかかる所も少なくありません。
これは「年利にすると1,500%以上の利息」となっており、いかに法外な利息かわかっていただけたかと思います。
LINE闇金に返せないとどうなる?
闇金業者にお金を返せなくなった場合、その後どうなってしまうのかを知っている方は少ないと思います。
関わらないのが一番ですが、LINE闇金からお金を借りてしまい万が一返せなくなってしまった場合、どのようなことが起きてしまうのでしょうか。
こちらでは、自分の身に降りかかる可能性のあるトラブルについて解説していきます。
個人情報をもとに脅される
LINE闇金では、申し込みなどの手続きをすべてLINE上で完結させます。
その際に自分の身分証や写真を送るのですが、返済が滞ってしまった場合、この個人情報をもとに脅してくる場合があるので注意が必要です。
激しい督促が止まらない
返済ができているうちは何も起こりませんが、一度でも返済が滞ってしまうと1日に何十件、何百件のチャットや着信が来ます。
追い詰められると精神的に不安定になってしまう可能性もあるので、そうなってしまう前に解決へ持っていきましょう。
LINEアカウントを乗っ取られる
借りたお金を返済できないと、LINEアカウントが乗っ取られ悪用されてしまう可能性があります。
LINE闇金の業者は機械の操作に慣れているので、利用者のLINEアカウントをいとも簡単に乗っ取ってしまいます。
そして、乗っ取ったあとで以下のような嫌がらせをしてくる可能性があるのです。
- 友人や職場への嫌がらせメッセージ
- 詐欺行為への悪用
- プライベートなトーク履歴の流出
アカウントを乗っ取られると、自分の周りの人に情報が漏れるだけでなく悪用され関係のない人にまで迷惑がかかります。
LINE闇金をブロックしても大丈夫?
ここまでの記事を読んで、「LINEだからブロックすればいい」と思った方もいると思います。
しかし結論から言うと、LINE闇金をブロックすることは絶対にやめてください。
ここでは、LINE闇金をブロックしない方がいい理由を解説していきます。
ブロックしても解決はできない
まず、大前提として知っていただきたいことは、「ブロックしても解決はできない」ということです。
ブロックをしたとしても、こちらのアカウントはバレているのですぐに別のアカウントから取り立てがきます。
また、こちらの携帯電話番号や勤務先などの個人情報も知られてしまっているので、LINEのアカウントをブロックすることにあまり意味がありません。
督促がさらに悪化する
「ブロックをしても効果が薄い」と説明しましたが、ブロックしたことによって督促がさらに悪化する危険性もあります。
ブロックしたことにより「お金を返す気がない」と判断され、別のアカウントを作り今まで以上に電話やチャットが来るようになる可能性があるのです。
LINE闇金の業者から職場に連絡が来るようになったり、脅迫じみた連絡が来るようになったりと、精神的に追い詰めてなんとしても回収しようとしてきます。
業者が家までやってくる
ブロックしたことで起こる最も危険なことが、闇金業者が家に来ることです。
「家に来たら警察に通報して逮捕して貰えばいい」と思うかもしれませんが、警察には「民事不介入」というルールがあり事件性がなければ何もしてくれません。
取り立ての際に暴行があった場合は逮捕してもらえますが、そうではなく口頭のみによる取り立ての場合は、事件性が認められず警察は逮捕することができないのです。
家に来られると周囲の人に知られてしまう可能性も高くなるので、そうならないためにもLINEのブロックはやめておきましょう。
LINE闇金は踏み倒せる?
闇金業者への返済が難しく、踏み倒しできないかを考えている方もいるかもしれません。
そのため、借りたお金を踏み倒すことは可能です。
しかし、以下のトラブルに巻き込まれる可能性があります。
- LINE闇金からの取り立てが激しくなる
- 夜逃げしなくてはいけなくなる
- 詐欺罪で訴えられる
また、返す必要がないと知っており初めから踏み倒すつもりでお金を借りていた場合、詐欺罪に問われ闇金業者から訴えられることもあるので、注意が必要です。
しかし、弁護士・司法書士に依頼し解決してもらうことで、合法的に踏み倒すことが可能です。
弁護士・司法書士は依頼されるとLINE闇金の業者に連絡し、違法取り立ての立件を示唆します。
現在取り立てで困っている方がいれば、すぐに弁護士・司法書士に相談することをおすすめします。
闇金の解決は複数の事務所に相談して検討しましょう!
闇金の対応は特殊な対応が求められるため、通常の弁護士や司法書士は依頼を受けてくれません。
ただ、闇金対応に特化した弁護士・司法書士事務所がいくつかありますので、相談して早めの解決に動くことをおすすめします。
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