「闇金で高額の借金をしてしまい返せない…」と悩んでいませんか。
闇金からの借金を返せないと激しい取り立てや嫌がらせをされ、非常に怖い思いをするかもしれません。
そこで本記事では、闇金からの借金を返せないとどうなるのかを解説します。
また、闇金問題の適切な相談先も紹介しました。
この記事を読んでわかること
- 闇金からの取り立てに対してやってはいけないこと
- 闇金の借金を返せないとどうなるのか?
- 闇金問題の適切な相談先
目次
闇金からの借金は返す義務がない
大前提として、闇金からの借金は原則返す義務がありません。
闇金で借りた借金は、元金が残っている状態で返済を止めても大丈夫です。
なぜなら闇金業者は正規の金融業者ではなく、金利も法律違反であるため。
最高裁判所の判例でも、「闇金に対しては、実際に借りたお金ですら返さなくて良い」とされています。
とはいえ、初めから返さないつもりで闇金からお金を借りると「詐欺罪」に問われてしまうので、絶対にやめましょう。
闇金からの借金を返せないとどうなる?
闇金からの借金を返さずに滞納してしまうと、闇金からの取り立てが始まります。
ここでは、闇金の借金を返せない場合、どのようなことが起こるのかを解説しましょう。
闇金からの借金を返せないとどうなる?
- 1日に何度も電話がかかってくる
- 職場や家族にも電話がかかってくる
- 執拗な嫌がらせを受ける
- 高額な利息が発生する
- 系列の闇金グループでお金を借りることをすすめられる
1日に何度も電話がかかってくる
闇金からの借金を滞納した場合、よく行われるのが電話での取り立て。
「1日に何百回」という回数の電話が早朝・深夜関係なくかかってきます。
闇金業者の電話番号を着信拒否しても、すぐに別の番号で電話がかかってくるので効果がありません。
職場や家族にも電話がかかってくる
闇金からの電話は自分だけでなく、自分の家族や職場にまでかかってきます。
家族を脅したり、借金をしていることを職場にバラされたりするので注意しましょう。
中には職場にバレてしまい、退職せざるを得なくなってしまう事例もあります。
執拗な嫌がらせを受ける
闇金業者から、執拗な嫌がらせを受ける可能性もあります。
嫌がらせには、以下の例があります。
- 大量の出前や商品が届く
- 自宅に張り紙をされる
- 緊急車両を呼ばれる
- 自分の個人情報を売られる
このほかにも、さまざまな嫌がらせを受けてしまいます。
周囲のお店や近所の方に迷惑がかかるものが多いので、引越しせざるを得ない状況に追い詰められてしまうでしょう。
高額な利息が発生する
闇金はそもそも、違法な金利でお金を貸している業者です。
法律では、「利息年20%まで」と定められていますが、闇金業者は年20%を遥かに超える利息でお金を貸しています。
そのため、滞納してしまうとすぐに借金が膨れ上がってしまい、元金がいつまでも返せない状況になってしまうのです。
系列の闇金グループでお金を借りることをすすめられる
同じ系列の闇金グループから、お金を借りるようにすすめられる可能性もあります。
執拗な取り立てにより冷静な判断ができず、「借金が返せるなら」と指示に従ってお金を借りてしまうのです。
一時的に借金を返せたとしても、すぐに系列の闇金グループからの取り立てが始まります。
一度負のループに入ってしまうと、絶対に抜け出せません。
闇金からの取り立てに対してやってはいけないこと
闇金から取り立てを受けた際に、絶対にとってはいけない行動があります。
その行動をとると、闇金を怒らせさらに取り立てが激しくなってしまうでしょう。
ここでは、闇金からの取り立てに対してやってはいけないことを解説します。
闇金からの取り立てに対してやってはいけないこと
- 電話を無視して逃げようとする
- 自力で交渉しようとする
- 夜逃げする
電話を無視して逃げようとする
取り立てに対してやってはいけないのは、闇金からの電話を無視する行為。
電話を無視しても、着信が鳴り止むことはありません。
それどころか、闇金業者を怒らせてしまい嫌がらせがエスカレートする可能性もあります。
自力で交渉しようとする
闇金業者に対して、自力で交渉しようとする行為も非常に危険です。
知識を持っていない素人が自力で交渉しようとしても、交渉には応じてもらえないでしょう。
交渉したことにより取り立てが激しくなる可能性もあるので、交渉する場合には必ず専門家に相談しましょう。
夜逃げする
取り立てから逃れるために夜逃げを考える方もいますが、絶対にやめてください。
夜逃げをしたとしても、闇金業者から逃げられるとは限りません。
闇金業者は、さまざまな方法で滞納者を見つけ出そうとしてきます。
夜逃げした場合、家族や友人など滞納者の周囲に借金の返済を迫ったり、嫌がらせを行ったりする場合もあります。
闇金の情報網は広いので、夜逃げで逃げ切れるとは考えにくいです。
闇金問題はどこに相談すれば良い?
闇金業者からの取り立てに悩んだ場合、どこに相談すれば良いのでしょうか。
ここでは、闇金問題に悩んだ場合の相談先を紹介します。
それぞれの特徴も紹介するので、参考にしてみてください。
消費生活センター・国民相談センター
「消費生活センター」「国民相談センター」は、商品やサービスのトラブルや苦情の相談窓口。
借金・闇金トラブルの相談にも応じています。
相談員が公平な立場で相談に乗ってくれますが、闇金問題を相談しても具体的に介入してくれません。
貸金業相談・紛争解決センター
「貸金業相談」「紛争解決センター」は、日本貸金業教会が運営する借金問題全般に詳しい相談窓口です。
借金問題全般の相談を受け付けており、再発防止のための助言や弁護士の紹介を行ってくれます。
消費生活センターと同様アドバイスはしてくれますが、闇金業者との交渉は行ってくれません。
法テラス
法テラス(日本司法支援センター)とは、国が設立した団体です。
法的なトラブルに遭ったときに、弁護士や司法書士を紹介してくれます。
全国の都道府県に相談窓口が設置されているのが特徴。
法テラス経由で弁護士・司法書士に依頼した場合、条件を満たせば費用の一部もしくは全額が免除になることもあります。
しかし、闇金に詳しくない弁護士・司法書士が担当になってしまう場合もあるので、注意が必要です。
警察は闇金に対応してくれる?
警察に相談するのも、1つの手段ではあります。
しかし、警察は基本的に「民事不介入」なので、事件性があると判断されないとなかなか動いてくれません。
動いてくれたとしても、「闇金業者に口頭で注意する」などの対処しかできないので効果は薄いでしょう。
もし暴力や命に関わる暴言があった場合には、すぐ警察に相談してください。
闇金への対処法は弁護士・司法書士がベスト!
闇金問題を相談する窓口として最もおすすめなのが、弁護士・司法書士です。
法テラスを経由するのではなく、闇金に強い事務所を探して相談するのが良いでしょう。
弁護士や司法書士に相談すると、闇金業者と交渉し、取り立てをすぐに止めてもらえます。
弁護士・司法書士が交渉を始めると、法律に基づいた正しい方法で闇金に対応できます。
法律のプロが出てくると、何もできなくなるのが闇金業者。
闇金にとって、一番恐れているのが弁護士・司法書士への相談と言えるでしょう。
【まとめ】闇金からの取り立てがひどくなる前に相談しよう
本記事では、闇金からの借金を返せないとどうなるのかを解説しました。
期日通りに返済している間は優しく接してきますが、滞納した途端に取り立てを始めるのが闇金業者。
激しい取り立てに萎縮してしまい、取り返しのつかない状況にまで追い込まれる方もいるのが現状です。
困ったときには、手遅れになる前に弁護士や司法書士に相談し、闇金業者との交渉をしてもらいましょう。
迷ったらここ!闇金に強い弁護士・司法書士事務所3選
解決実績 | |
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アフターフォロー | |
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闇金業者への対応歴も長く、様々なタイプの闇金への解決実績があります。
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